2020/03/06
もうすぐ 春のお彼岸
お彼岸と言えば、ぼたもち。ぼたもちは四季ごとに名を変える。 その名と由来 春は「ぼたもち」…… 牡丹の花咲く 夏は「夜船(よふね)」…… 着き知らず*(夜は船がいつ着いたのか分からないことから)――夏の夜、月を水面に浮かべて波間を行き交う舟を思い起こせば、夏と夜船がシックリくる 秋は「おはぎ」…… 萩の花咲く 冬は「北窓」…… 月知らず*(月の見えないのは、北の窓と)--北窓を思い浮かべれば、月あかりより雪あかりがピッタリくる 【補足】 * ぼたもちは、もち米とお米を混ぜて炊き、すりこぎでつぶします。 お餅と違い、餅つきをしません。杵で搗(つ)かないので、“ペッタン、ペンタン”と音がしないのでご近所からすると「いつ搗いたのかわからない」。そこで、 搗(つ)き知らず → 着(つ)き知らず 、 月(つき)知らず
あずきの赤色には、災難が身に降りかからないようにするおまじないの効果があると、古くから信じられているそうです。
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